化学トレーサ(読み)かがくトレーサ(その他表記)chemical tracer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「化学トレーサ」の意味・わかりやすい解説

化学トレーサ
かがくトレーサ
chemical tracer

海水の流れや,海水中で起こっている反応過程を調べるために用いられている指標のこと。海水の温度塩分密度ほか重水素,重酸素等の物質も使われている。放射能を持つトレーサは,時間スケールも調べられまた微量でも測定できる特徴を持つ。また一時的に供給されるトレーサは,濃度が時間とともに変化するため輸送量の測定に使える。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む