コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

重水素 じゅうすいそheavy hydrogen

翻訳|heavy hydrogen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重水素
じゅうすいそ
heavy hydrogen

広義には水素の重い同位体アイソトープ)の総称。狭義にはジューテリウムのこと。水素には質量数 1の普通の水素(H,存在比 99.9844)のほかに質量数 2の同位体(Dまたは 2H,ジューテリウム,存在比 0.0156)と質量数 3の同位体(Tまたは 3H,トリチウム,存在比 10-18)がある。ジューテリウムの単体は D2,分子量 4.032,無色無臭の可燃性気体,沸点-249.5℃,凝固点-254.5℃(121mmHg)である。水素爆弾の材料,トレーサー重水として原子炉減速材に使う。トリチウムは,三重水素ともいい,放射性をもち,半減期 12.32年。原子核破壊でつくられ,トレーサーとして使う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

じゅうすいそ【重水素 heavy hydrogen】

水素には質量数1(原子量1.0079)のふつうの水素1Hのほか,質量数2の同位体2H(原子量2.0158)および3の同位体3Hがある。これらは,ふつうの水素のそれぞれ約2倍,3倍の比重をもつ著しく重い同位体であるから,重水素と呼ばれる。しかし通常はそのうち安定で広く存在する2Hを重水素あるいはジュウテリウムdeuterium(化学記号D)と呼び,不安定な放射性元素で天然に微量しか存在しない3Hは三重水素あるいはトリチウムtritium(化学記号T)と呼んでこれと区別することがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

じゅうすいそ【重水素】

水素の三種の同位体のうち、質量数二のデューテリウム( 2H または D )と質量数三のトリチウム( 3H または T )の総称、または、デューテリウムのみをさす。 → 三重水素軽水素

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

重水素の関連キーワードITER(イーター)ブースト型核分裂爆弾レーザー核融合炉水素爆弾(水爆)ブースティング慣性閉じ込めリチウム爆弾ローソン条件ステージングD二重標識水プロチウム千谷 利三低温核融合水素放電管放射式爆縮重水素実験強化原爆ユーリー中心点火

今日のキーワード

グランピング

「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を掛け合わせた造語で、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。従来型のキャンプとは一線を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

重水素の関連情報