化学岩(読み)カガクガン

デジタル大辞泉 「化学岩」の意味・読み・例文・類語

かがく‐がん〔クワガク‐〕【化学岩】

堆積岩たいせきがんの一。海水湖水などに溶けていた物質が、化学的に沈殿してできた岩石石灰岩チャート石膏せっこう岩塩など。化学的沈殿岩

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百科事典マイペディア 「化学岩」の意味・わかりやすい解説

化学岩【かがくがん】

海水,河水,湖水,温泉水などに溶解している物質が化学的に沈殿してできる堆積岩。岩塩,セッコウなどの蒸発岩以外は沈殿機構の不明なものが多く,また多くの場合微生物などの作用が関係していると考えられる。石灰岩,チャート,セッコウ,岩塩,堆積性の鉄やマンガン鉱床の一部など。

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世界大百科事典(旧版)内の化学岩の言及

【堆積岩】より

…また,有用資源の約90%は堆積岩の中から得られている。 堆積岩は砕屑岩,火山砕屑岩,生物化学岩および化学岩に分類される。堆積岩の大部分は砕屑岩で,粒径によってレキ岩(粒径2mm以上),砂岩(2~1/16mm),泥岩(1/16mm以下)に分けられる。…

※「化学岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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