化学強化ガラス(読み)カガクキョウカガラス

デジタル大辞泉 「化学強化ガラス」の意味・読み・例文・類語

かがくきょうか‐ガラス〔クワガクキヤウクワ‐〕【化学強化ガラス】

表面化学処理することで強化したガラス。ガラスを溶融した硝酸カリウムに漬け、表面のナトリウムイオンカリウムイオンに置き換えると、そのイオン半径の違いから圧縮応力層が形成され、強度が増す。薄いガラスでも処理が可能なため、大型のフラットパネルディスプレータブレット型端末スマートホンタッチパネルディスプレーなどに利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android