化猫(読み)ばけねこ

精選版 日本国語大辞典 「化猫」の意味・読み・例文・類語

ばけ‐ねこ【化猫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人などにばける猫。また、その妖力を持つ猫。
    1. [初出の実例]「口が耳まで裂けた真赤な眼の化猫の亡霊」(出典:栂の夢(1971)〈大庭みな子〉一)
  3. 男をたぶらかす芸妓私娼をいう。
    1. [初出の実例]「化猫の十二単を着たがりて」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「化猫」の解説

化猫
(通称)
ばけねこ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
独道中五十三駅 など
初演
文政10.閏6(江戸河原崎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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