化粧坂(読み)ケワイザカ

デジタル大辞泉 「化粧坂」の意味・読み・例文・類語

けわい‐ざか〔けはひ‐〕【化粧坂】

高貴な姫君や有名な遊女が、そこで化粧をしたという伝説の残る坂。また、その伝説。
[補説]地名別項。→化粧坂

けわいざか【化粧坂】[地名]

鎌倉市北西部にある坂。葛原からくる急坂で、鎌倉七口の一。

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精選版 日本国語大辞典 「化粧坂」の意味・読み・例文・類語

けわい‐ざかケはひ‥【化粧坂】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 高貴な姫君または遊女が、そこで化粧したという伝説をもつ坂。またその伝説。昔、神に仕える女たちが、入神の状態になるときに化粧した場所がそれぞれの個人にちなんで伝えられたもの。化粧井、化粧石、化粧清水などと一連のもの。
  2. [ 2 ] 神奈川県鎌倉市扇谷(おおぎがやつ)西方の坂。葛原からの道すじにあり、鎌倉七口の一つ。新田義貞の鎌倉攻めの入口となり、付近遊里としても知られた。気生坂。葛原岡。形勢坂。

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