デジタル大辞泉
「化縁」の意味・読み・例文・類語
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け‐えん【化縁】
〘名〙 仏語。
① 衆生を教え導く因縁。化導の因縁。
②
仏菩薩の
教化を受ける衆生の側の力。教えが説かれるための、衆生の機縁をいう。機縁。
※伝光録(1299‐1302頃)龍樹尊者「人天すでに化縁つきん時も、悉く龍宮にをさまるべし」
※三体詩素隠抄(1622)三「さて冬も。世に出て。炭も化縁することも。なきぞ」
④
市井にあって法を説きながら
施物を乞いあるく街坊化主
(がいぼうけしゅ)の
異称。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報