日本歴史地名大系 「北ノ新地」の解説 北ノ新地きたのしんち 和歌山県:和歌山市和歌山城下新町北ノ新地[現在地名]和歌山市北ノ新地〈一丁目(いつちようめ)・裏田(うらた)町・榎(えのき)丁・上六軒(かみろつけん)丁・下六軒(しもろつけん)丁・田(た)町・中六軒(なかろつけん)丁・二丁目(にちようめ)・東(ひがし)ノ丁・分銅(ぶんどう)丁〉岡領(おかりよう)町の南に続き、もと北之新内(きたのあろち)と称された。南新地とともに町方支配の高付地で、在中作方諸事覚書(土屋家蔵)によると享保一一年(一七二六)には新内村のうち一二九石余が新内分であった。文政一三年(一八三〇)の御触書写(道成寺文書)によれば、同年北之新内を北ノ新地と改称、このとき小名南六軒(みなみろつけん)町を北ノ新地上六軒町、北六軒町を北ノ新地下六軒町、分銅師長屋(ぶんどうしながや)を北ノ新地分銅町に改め、中六軒町はそのまま本名とし、上六軒町の東に続く町を北ノ新地東ノ町とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by