北の湖親方(読み)きたのうみおやかた

知恵蔵mini 「北の湖親方」の解説

北の湖親方

大相撲の元横綱で日本相撲協会理事長。1953年5月16日生まれ、北海道出身。本名は小畑敏満(おばたとしみつ)。67年初場所で初土俵。史上最年少記録を次々に塗り替え、74年の名古屋場所後に21歳2カ月の史上最年少で横綱に昇進した。優勝回数は24回で歴代5位。85年の初場所で引退し、大鵬に続く一代年寄「北の湖」となり、北の湖部屋を創設。2002年に理事長就任したが、08年に弟子の大麻問題が起こり辞任、12年の理事選に当選し、再び理事長に復帰。日本相撲協会の公益財団法人への移行に尽力した。15年11月20日、直腸がんによる多臓器不全のため福岡市内の病院で死去。九州場所中の19日夜に同理事長は持病貧血の症状を訴え、20日朝に救急車で福岡市内の病院に緊急搬送されていた。享年62。

(2015-11-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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