北一番丁
きたいちばんちよう
[現在地名]仙台市春日町・国分町三丁目・上杉一丁目・同三―四丁目・宮町二―三丁目・錦町一―二丁目・本町三丁目・木町通一丁目・二日町・支倉町
北番丁は南北に延びる通町通(奥州街道)にほぼ直交し、同通にほぼ並行して割付けられた東番丁と同じく十番丁まで割られ、侍屋敷・足軽屋敷が配された。北一番丁より北七番丁までは大番組を勤める平士の屋敷で、うち通町通以西は慶長一五年(一六一〇)頃には割付けられていた(仙台市史)。また北一番丁より北八番丁は東西に長く延び、城下境に至る町もある。これに対し北九番丁・北十番丁は城北の郭域が狭いこともあり、短い。直交あるいは連結する南北の通りは、北三番丁を例にとると、西より土橋通・新坂通・支倉通・木町通・細横丁・通町通・勾当台通・堤通・外記丁通・上杉山通・同心町通・中杉山通・光禅寺通・二本杉通・杉山通、そして宮町の通りである。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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