北山寿安(読み)きたやま じゅあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北山寿安」の解説

北山寿安 きたやま-じゅあん

?-1701 江戸時代前期の医師。
明(みん)(中国)の馬栄宇(ば-えいう)と芸妓(げいぎ)樋口氏との子。渡来僧独立性易(どくりゅう-しょうえき),原長庵にまなび,大坂で開業。諸藩主からの招きをうけず,金持ちには多額の薬代をもとめ,貧者には無料で施薬し,米銭まであたえたという。元禄(げんろく)14年3月15日死去。肥前長崎出身。名は道長。号は友松,仁寿庵,逃禅堂。著作に「北山医話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android