北山寿安(読み)きたやま じゅあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北山寿安」の解説

北山寿安 きたやま-じゅあん

?-1701 江戸時代前期の医師。
明(みん)(中国)の馬栄宇(ば-えいう)と芸妓(げいぎ)樋口氏との子。渡来僧独立性易(どくりゅう-しょうえき),原長庵にまなび,大坂で開業。諸藩主からの招きをうけず,金持ちには多額の薬代をもとめ,貧者には無料で施薬し,米銭まであたえたという。元禄(げんろく)14年3月15日死去。肥前長崎出身。名は道長。号は友松,仁寿庵,逃禅堂。著作に「北山医話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android