北島氏(読み)きたじまうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北島氏」の意味・わかりやすい解説

北島氏
きたじまうじ

出雲地方豪族。アメノホヒノミコトの子孫と称し,代々出雲国造に補せられ,出雲大社に奉仕した。南北朝時代,54世孝時の子孝宗,貞孝は2家に分裂して孝宗は千家,貞孝は北島を称し,以後両家は互いに国造,神主職の相続争い,両国造家は併存してともに正統性を主張した。貞孝は南朝方として出雲地方で活躍した。明治にいたり,国造職を解かれ,男爵に列せられた。 (→千家氏 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む