北極地石炭紀植物相(読み)ほっきょくちせきたんきしょくぶつそう(その他表記)Arcto-Carboniferous flora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北極地石炭紀植物相」の意味・わかりやすい解説

北極地石炭紀植物相
ほっきょくちせきたんきしょくぶつそう
Arcto-Carboniferous flora

テチス海北方に広く分布した石炭紀最大の植物相の一つで,広い分布をもつこと,北半球起源があることから W.ゴーザンが命名レピドデンドロンシギラリアコルダイテスカラミテスなどが主要な構成要素で,巨木の大森林をなしていた。石炭紀前期にはこの植物群はスピッツベルゲングリーンランドなどの極地から南アメリカ,オーストラリアまで広く世界に分布した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む