日本歴史地名大系 「北浦神社」の解説 北浦神社きたうらじんじや 秋田県:男鹿市北浦村北浦神社[現在地名]男鹿市北浦北浦 山王林北浦の北海岸の段丘上にある。祭神は大山咋命など。日吉(ひえ)(日枝)神社・山王(さんのう)社とも称し、付近を山王林(さんのうりん)とよぶ。由緒によれば大治年中(一一二六―三一)男鹿島地頭安倍季治が崇敬し、染川(そめかわ)村(相川村)にあったが北浦村へ遷座、康永三年(一三四四)安部兼季が社殿を再建したといい、貞和三年(一三四七)安東氏より神領六〇石を寄付され、万治二年(一六五九)社営繕料として鰰船一艘を寄付されたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報