北片辺村(読み)きたかたべむら

日本歴史地名大系 「北片辺村」の解説

北片辺村
きたかたべむら

[現在地名]相川町北片辺

南は南片辺村、北は石花いしげ川を挟んで石花村背後はマトネおよびジャバミの山嶺。近世初頭に鹿野浦かのうらから移住した百姓と石花川河口部で炭釜新すみがましん町を形成していた人たちが集まってできた村とされる(佐渡相川の歴史)。炭釜新町は寛文七年(一六六七)の一札(北片辺区有)に「北片辺村地之内、石花炭かま新町」とみえる。村域中央部東側の小段丘上に生浦もうら城跡があり、付近にかきうち地名が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android