日本歴史地名大系 「北笹塚村」の解説 北笹塚村きたささづかむら 石川県:金沢市旧石川郡地区北笹塚村[現在地名]金沢市北塚町(きたづかまち)・みどり一丁目南笹塚村の北、十人(じゆうにん)川の西岸に位置する。東は古保(こぶ)村。もと南笹塚村と一村をなしていたという。北篠塚とも記す。文明一四年(一四八二)一二月の大野庄年貢算用状(鹿王院文書)に「篠塚」がみえる。正保郷帳では南笹塚と併記され、高六一九石余。慶安元年(一六四八)の検地で大分の出高となったために、翌年には半納にも及ばぬ未進となった石川郡一四ヵ村の一で、同四年にこの一四ヵ村などで「ゆり直し検地」が行われ、改作仕法の嚆矢となったともいう(「改作所旧記」など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by