宇佐神社(読み)うさじんじや

日本歴史地名大系 「宇佐神社」の解説

宇佐神社
うさじんじや

[現在地名]長尾町名

みや池西畔のつるが山に鎮座する。祭神品陀和気命・足仲彦命・息長足姫命。旧郷社。神社周辺には古墳時代後期の円墳二六基が群集している。承平六年(九三六)豊前国宇佐八幡勧請長尾郷の総鎮守としたと伝え、宇佐八幡・長尾八幡ともいう。「全讃史」には正平年間(一三四六―七〇)に細川繁氏が創祀したとあり、応永一六年(一四〇九)に大修理を行ったと記す。正平一九年(一三六四)には細川頼之八幡はちまん(宮池)を築造している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報