北豊島郡(読み)きたとしまぐん

日本歴史地名大系 「北豊島郡」の解説

北豊島郡
きたとしまぐん

明治一一年(一八七八)一一月の郡区町村編制法の施行により、朱引外六郡のひとつとして近世の豊島郡を南北に二分するかたちで設置された。成立時、北は埼玉県、西は北多摩郡、南は東多摩郡・南豊島郡・小石川区・本郷区・下谷区・浅草区、東は南足立郡(一部南葛飾郡)と境を接した。同年には一三町・六五ヵ村で構成され、戸数一万三千三八三・人口六万二千七三二。郡役所は下板橋しもいたばし宿(現板橋区)に置かれた(地方沿革略譜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android