北鴨村(読み)きたがもむら

日本歴史地名大系 「北鴨村」の解説

北鴨村
きたがもむら

[現在地名]多度津町北鴨・北鴨一―二丁目・若葉町わかばちよう幸町さいわいちよう堀江ほりえ一―四丁目

堀江村の南、金倉かなくら川左岸に位置する。鴨しようの遺称地。同庄は嘉元二年(一三〇四)八月日の沙弥本西願文案(道隆寺文書)に「仲郡鴨庄下村地頭沙弥本西」とみえ、庄内に本西が氏寺とする道隆どうりゆう寺があった。康永四年(一三四五)二月一五日の藤原陰高売券(同文書)に鴨庄北方、延文六年(一三六一)四月五日の時光請文(金蔵寺文書)には鴨庄南方がみえ、北方がのちの北鴨、南方がのちの南鴨とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android