十九土用(読み)ジュウクドヨウ

デジタル大辞泉 「十九土用」の意味・読み・例文・類語

じゅうく‐どよう〔ジフク‐〕【十九土用】

19日間ある土用。土用は普通は18日間であるが、その間に、すべてに凶である没日もつにちがあるときは、19日間とした。夏の土用の場合は特に暑さが厳しいという。

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精選版 日本国語大辞典 「十九土用」の意味・読み・例文・類語

じゅうく‐どようジフク‥【十九土用】

  1. 〘 名詞 〙 一九日間ある土用。土用は陰暦四季の変わり目ごとにそれぞれ一八日を一期として設けている期間であるが、その間、没日陰陽家が諸事凶とさだめた日)がある場合には、一九日間を土用とする。俗に、これが夏季にある年はことに暑さが厳しいという。
    1. [初出の実例]「土用之中有勿日、則曰十九土用」(出典蔭凉軒日録‐文正元年(1466)五月二六日)
    2. 「十九土用(ドヨウ)とて、人皆しのぎかね」(出典:浮世草子好色一代女(1686)三)

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