没日(読み)ボツニチ

世界大百科事典 第2版の解説

もつにち【没日】

宣明暦のころの暦注。宣明暦では1年を365.2446日と定義していた。しかし一方では1年は一気15日の二十四節気からなる360日を完全な形とする考えがあったようである。そのため端数の5.2446日を365.2446で割った数を1日分とし,それを毎日積み立てていって合計が1日に達するごとに没日を置いた。端数の寄集めとみなされた没日は正規の日に数えられず忌日の計算や彼岸の日数から除かれ,よろずに凶の日とされた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぼつ‐にち【没日】

もつ‐にち【没日】

〘名〙 旧暦の一年は三六〇日であるが太陽の周期は三六五日四分の一であることから、残りの五日をいい、これを七〇日ないし七一日ごとにあてはめ、この日は陰陽不足として悪日とした。
※玉葉‐承安二年(1172)五月二三日「陰陽師等許遣占形了、退見之、今日没日也、尤不敵」

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