十二台営子古墓(読み)じゅうにだいえいしこぼ(その他表記)Shi-er-tai ying-zi gu-mu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十二台営子古墓」の意味・わかりやすい解説

十二台営子古墓
じゅうにだいえいしこぼ
Shi-er-tai ying-zi gu-mu

中国遼寧省海城県大屯で発見された青銅器時代の古墓群。墓は石塊や板石で造られた長方形石室で,中に木棺を納めた痕跡があるものも存在する。副葬品には特色のある双側曲刃の短剣,多鈕鏡,牌,斧,刀,馬具などの青銅器がある。これらの墓の年代は春秋後期から戦国時代にあたるものと考えられ,東胡民族との関連が注目されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 副葬品

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android