十八日町(読み)じゆうはちにちまち

日本歴史地名大系 「十八日町」の解説

十八日町
じゆうはちにちまち

[現在地名]八戸市十八日町

八戸城下北東、表町通沿いに位置する町人町。東は廿八日にじゆうはちにち町、西は八日ようか町、北はくぼ町、南は十一日じゆういちにち町に接する。中央を南西から北東へ街路が通る。文久年間(一八六一―六四)八戸御城下略図に十八日町とあり、町家とされる。「八戸藩史料」などによれば、盛岡藩時代の寛永六年(一六二九)頃、新井田にいだ城下から町家を移してつくられた町で、八日町・廿八日町とともにしも町あるいは新井田町と称されたという。雑書の承応三年(一六五四)四月二九日条に「八戸十八日町孫作と申者家ヨリ去廿七日申下刻火事出来、廿八日町裏町共ニ六十三軒焼失之由」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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