十六番(読み)じゅうろくばん

精選版 日本国語大辞典 「十六番」の意味・読み・例文・類語

じゅうろく‐ばんジフロク‥【十六番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸初期の歌舞伎で、舞の手ほどきの曲とされた小舞。基本的なものとして一六番が選ばれているが、曲名は資料によって相違している。たとえば、「春霞・文がやりたや・君千歳山・田舎なれども・そなた思へば・花は折りたし・逢うて戻る夜・まづ文・二人の君・いとま・津の国・いつもより・織殿之・向ふは波・たまさか高安通」など。小舞十六番。
    1. [初出の実例]「十六番(バン)の拍子歌、加賀大正寺の時太鞁、夜明をいそぐ、日待の遊び」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)

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