事典 日本の地域ブランド・名産品 「十和田きみがらスリッパ」の解説
十和田きみがらスリッパ[その他(工芸)]
とわだきみがらすりっぱ
十和田地方で生産されるトウモロコシの皮でつくったスリッパ。きみとは、青森の方言でトウモロコシのこと。昭和20年代に廃材利用が研究され、きみがらを利用したスリッパがつくられるようになった。主に農家の主婦が農閑期を利用して製作し、秋にきみの皮を一枚ずつ剥ぎ取り乾燥させ、冬に編みこんでいる。湿気をよばず、軽くて丈夫。最近では履物としてだけでなく、室内インテリア用としても使われている。青森県伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報