精選版 日本国語大辞典 「十字架を負う」の意味・読み・例文・類語 じゅうじか【十字架】 を=負(お)う[=背負(せお)う] ① いつまでも消えることのない罪や苦難を身に受ける。[初出の実例]「祖国を統一するために、誰が十字架を背負うのか」(出典:私のサハリン(1972)〈李恢成〉)② 死の心構えをする。[初出の実例]「己を棄(すて)その十字架(ジウジカ)を負(オヒ)て我に従へ」(出典:引照新約全書(1880)馬太伝福音書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
故事成語を知る辞典 「十字架を負う」の解説 十字架を負う いつまでも消えることのない罪や苦難を、身に受けることのたとえ。 [使用例] いくらでも怨んでよかとよって。母ちゃんはこの十字架ば背負うて生きていくしかなかとやけんって[吉田修一*悪人|2007] [由来] 「新約聖書―マタイ伝」などで語られている、キリストが神の子として人類の苦難や罪障を引き受け、十字架を背負って死刑に処せられたという話から。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報