日本大百科全書(ニッポニカ) 「十市」の意味・わかりやすい解説 十市とおいち 奈良県北西部、橿原(かしはら)市の寺川北岸の農業地区。国道24号が通じる。十市は旧郡名で、寺川中流の東岸地域を占めていたが、1897年(明治30)十市、式上(しきじょう)、式下(しきげ)の3郡が合併して磯城郡(しきぐん)となった。古代には十市県主(とおちあがたぬし)の居所が、中世には豪族十市(とおち)氏の居城があったと考えられている。『拾遺(しゅうい)集』『新古今集』などには「十市の里(とおちのさと)」として詠まれている。[菊地一郎][参照項目] | 橿原(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十市」の意味・わかりやすい解説 十市とおち 高知県中部,土佐湾岸の砂浜上に位置する南国市の地区。旧村名。 1956年近隣5村と合体して香長村となり,59年さらに合体して南国市となる。昭和初期からナスの加温施設による促成栽培が発達,現在も野菜の施設園芸が行われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by