十日町明石ちぢみ(読み)とおかまちあかしちぢみ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「十日町明石ちぢみ」の解説

十日町明石ちぢみ[染織]
とおかまちあかしちぢみ

北陸甲信越地方、新潟県の地域ブランド。
十日町市で製作されている。十日町における織物の歴史は古く、1200年前の飛鳥天平の時代から野生苧麻を素材とした麻布生産が盛んにおこなわれてきたという。江戸時代に入ると、越後縮主産地として知られた。幕末になると十日町は絹織物に転換し、19世紀末に、緯糸強撚糸を使用した薄くて軽い明石ちぢみが開発された。1982(昭和57)年11月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「十日町明石ちぢみ」の解説

十日町明石ちぢみ

新潟県十日町市を中心に生産される絹織物。19世紀初頭に生まれた「透綾織(すきやおり)」を源流とするシャリ感のある夏向けの織物。国指定伝統的工芸品。

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