千両科(読み)せんりょうか

精選版 日本国語大辞典 「千両科」の意味・読み・例文・類語

せんりょう‐かセンリャウクヮ【千両科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の一科。世界に約五属六五種知られ、おもに熱帯および亜熱帯に生育する草本、低木または高木。葉は対生し托葉があり、花は小さくて原始的形態を示すものと思われ、時に、萼片状の花弁がある。両性または単性で集散または穂状花序をなす。雄しべは一~三で互いに合着し、子房にも合着。子房は下位または上位で一室、一胚珠がある。果実は石果。日本には常緑低木のセンリョウ多年草ヒトリシズカなどが自生し、時に観賞用に鉢植えにされる。ちゃらん科。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む