千代田化工建設[株](読み)ちよだかこうけんせつ

百科事典マイペディア 「千代田化工建設[株]」の意味・わかりやすい解説

千代田化工建設[株]【ちよだかこうけんせつ】

1948年旧三菱石油工事部門を分離して設立された総合エンジニアリング会社。石油(石油精製プラント),石油化学エチレンプラント),ガス・動力(発電プラント),一般化学等のプラントを建設。エンジニアリングの技術力は国際級。業績悪化のため,同グループ東京三菱銀行三菱商事の支援下で再建中。LNGプラントを軸に受注に注力。本店横浜。2011年資本金433億円,2011年3月期売上高2470億円。売上構成(%)は,LNGプラント36,ガス動力18,石油・石油化学22,一般化学9,一般産業機械9,環境関連他6。海外売上比率51%。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の千代田化工建設[株]の言及

【プラント・エンジニアリング産業】より

…プラント施設別には,電力プラント,通信プラント,化学プラント,製鉄プラント,その他産業プラント,海洋施設,陸上鉄構物,貯蔵・輸送システム,環境衛生システム,都市・社会開発システムに分けられる。プラント・エンジニアリングは,元請けを専業大手(日揮,千代田化工建設,東洋エンジニアリング),重電機器,鉄鋼大手,商社などが担当し,その下で機械の製作からプラント,土木まで建設会社が担当する形が多い。 日本のエンジニアリング企業の大手は戦後生れの新しい産業である。…

※「千代田化工建設[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android