千僧村(読み)せんぞむら

日本歴史地名大系 「千僧村」の解説

千僧村
せんぞむら

[現在地名]伊丹市千僧一―六丁目・千僧広畑ひろはた一―六丁目・さくらおか三丁目・行基町ぎようきちよう一―三丁目・昆陽こや鈴原町すずはらちよう四―五丁目・同七丁目

大鹿おおじか村の西にあり、村の東縁は同村の田畑と入組んでいた(「千僧村絵図」大鹿土地改良区蔵)。山陽道が東西に通る。先祖村とも(中国行程記)地名は四九院造営の願が成就した行基が千僧供養をしたことにちなむという(摂陽群談)。文禄三年(一五九四)片桐且元によって検地が行われた(「諸色付込帳」千僧土地改良区文書)。慶長国絵図に村名がみえ、高二四七石余、元和三年(一六一七)の摂津一国御改帳では高二三七石余、正保郷帳によると高二五六石余、延宝五年(一六七七)検地を受け(「千僧村検地帳」千僧土地改良区文書)、享保二〇年(一七三五)摂河泉石高調は高三〇七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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