千家(読み)センゲ

デジタル大辞泉 「千家」の意味・読み・例文・類語

せんげ【千家】[姓氏]

《「せんけ」とも》姓氏の一。
[補説]「千家」姓の人物
千家尊福せんげたかとみ
千家元麿せんげもとまろ

せん‐け【千家】

千家流のこと。また、その宗家

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精選版 日本国語大辞典 「千家」の意味・読み・例文・類語

せん‐け【千家】

  1. 〘 名詞 〙 千家流のこと。また、その宗家をいう。
    1. [初出の実例]「利休流 今千家(センケ)といふ」(出典随筆・本朝世事談綺(1733)一)

せんけ【千家】

  1. ( 「せんげ」とも ) 姓氏の一つ

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普及版 字通 「千家」の読み・字形・画数・意味

【千家】せんか

千戸

字通「千」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の千家の言及

【大西浄清】より

…後に子息定林と共に江戸に下り,1656年(明暦2)には幕府の御用釜師となった。
[大西家]
 江戸初期から京都三条釜座において釜作を続け,千家十職の一つとして現代まで続いている茶の湯釜の家元。初世浄林(1590‐1663)は山城国(京都府)広瀬村の出身で,仁兵衛と称した。…

【千利休】より

…その他,切腹の理由に秀吉が利休の娘に横恋慕したとも,また利休が道具の不正な売買をしたともいうが,確認はできない。利休の息子には先妻との間に生まれた道安(千道安),後妻宗恩の連れ子少庵があり,少庵(千少庵)とその子宗旦(千宗旦)の家系に,利休死後数年を経て千家の再興が許され,今日の千家の茶道の源流となった。 利休の茶の湯は町衆の間に発達したわび茶の伝統をうけつぎ,茶会と点前(てまえ)形式の完成,独創的な茶室と道具の創造,茶道の精神性の深化という面で,現代の茶道の型を定立した。…

※「千家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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