千曲之真砂(読み)ちくまのまさご

日本歴史地名大系 「千曲之真砂」の解説

千曲之真砂
ちくまのまさご

一〇巻

別称 信濃志・信濃雑記 瀬下敬忠(字子信、通称園右衛門、号玉芝・鶴巣南軒)

成立 宝暦三年

分類 地誌

原本 佐久市小林義平

写本 東京国立博物館・内閣文庫・上田市立図書館花月文庫・同藤蘆文庫・県立長野図書館丸山文庫

解説 著者は岩村田藩に仕える。巻一に信濃の名義・一〇郡名・上代田数・租税賦役・郷名・国中総高の変遷・村名録・関所・土産、巻二に名所和歌、巻三―五に城地及び城略図、巻六に城なし館及び陣屋役所、巻七―八に郡別古城・掻上・砦小屋等荒廃略記、巻九に国中駅路及び間道等と行程、巻一〇に芦田山村千村・村上等の略譜付録に国中怪異奇談を記す。

活字本 明治二六年長野町西沢書店版本、信濃史料叢書第一巻、蕗原拾葉第五―六輯、新編信濃史料叢書第九巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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