千渡村(読み)せんどむら

日本歴史地名大系 「千渡村」の解説

千渡村
せんどむら

[現在地名]鹿沼市千渡・東町あずまちよう三丁目・幸町さいわいちよう二丁目・上野町うわのまち

千渡山の南麓にあり、山裾武子たけし川が北西から南西に流れ、当村を貫流する。北は栃窪とちくぼ村、東は河内かわち飯田いいだ(現宇都宮市)白桑田しらくわだ村、南は茂呂もろ村、西は武子村。慶長一七年(一六一二)の関東八州真言宗諸寺連判留書案(醍醐寺文書)に「千度」の宝性ほうしよう寺がみえる。慶安郷帳に村名がみえ田二三二石余・畑二七八石余。寛文一〇年(一六七〇)の宇都宮領分松平下総守高邨(大野政吉文書)によれば高六六四石余。元和五年(一六一九)から宇都宮藩領、寛文一一年幕府領、元禄年間(一六八八―一七〇四)に甲斐谷村藩領、宝永元年(一七〇四)から足利藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android