下野(しもつけ)国(栃木県)足利に居所を置いた譜代(ふだい)小藩。1644年(正保1)から土井利房(どいとしふさ)が在封、1688年(元禄1)から本庄宗資(ほんじょうむねすけ)が常陸(ひたち)国(茨城県)笠間(かさま)に移るまでの間、一時居所を置いた。越後(えちご)国(新潟県)高田城主戸田氏の一族で、西の丸徳川家宣(いえのぶ)の御側衆(おそばしゅう)であった戸田忠利(ただとし)〔忠時(ただとき)〕が1705年(宝永2)に、旗本時代の甲府8000石に3000石の加増を受け、足利、都賀(つが)、河内(かわち)の3郡内において新たに1万1000石を領有した。以後、1871年(明治4)の廃藩置県に及び、足利県を経て栃木県に編入された。
[阿部 昭]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...