千貝村
せがいむら
[現在地名]阿山町千貝
石川村の南、その境界の金山に俗称五右衛門塚とよばれる後期古墳があるが、これが伊賀の古墳の北限である。元禄七年(一六九四)新検を改めている。本高二三九・九五石、平高三一四・四五石、寛延(一七四八―五一)頃の戸数三四、人口一五〇、馬一〇。社寺は十二社権現、不遠寺とある(宗国史)。十二社権現は南部の東里中にあり、熊野神社とも称したが、明治四一年(一九〇八)馬場の陽夫多神社に合祀された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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