千里膏(読み)せんりこう

精選版 日本国語大辞典 「千里膏」の意味・読み・例文・類語

せんり‐こう‥カウ【千里膏】

  1. 近世、伊勢国松坂湊町(三重県松阪市湊町)の桜井家で製し、江戸日本橋通二丁目(東京都中央区日本橋二丁目)の丸屋利助で売り出した膏薬の名。貝殻に入れて売られた。腫物・やけど・切り傷に効き、また、足の裏にはると、旅の疲労がとれるという。万能千里膏。
    1. [初出の実例]「朽木草鞋の足もと軽く、千里膏(センリカウ)のたくわへは何貝となく」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)初)

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