千金山奉行所跡(読み)せんまやきんざんぶぎようしよあと

日本歴史地名大系 「千金山奉行所跡」の解説

金山奉行所跡
せんまやきんざんぶぎようしよあと

[現在地名]千厩町千厩 北方

千厩川北岸、通称上館うわだての白石家に置かれた。設置の時期不詳。初め金山大肝入役所であったが、のち東山南方ひがしやまみなみかた大肝入役所となった。葛西旧臣の白石十郎左衛門(村上氏)は天正一九年(一五九一)九戸政実の乱などで戦功をあげて伊達氏から千厩に知行地を与えられ、翌二〇年頃金山大肝入に任じられた(「伊達世臣家譜」など)。十郎左衛門は中沢なかざわに館を構えたが、不便なため姉の婚家小野寺氏屋敷裏の上館に役所を構えたといわれる。文禄(一五九二―九六)初年には金山は豊臣秀吉の直営となり、同三年金山奉行として大橋八蔵・西村左馬助・鯰江権右衛門の三名が千厩に下行、金山の運営や役金の取立てなどに当たった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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