半城土村(読み)はじようどむら

日本歴史地名大系 「半城土村」の解説

半城土村
はじようどむら

[現在地名]刈谷市半城土町

野田のだ村の西にある。半昌土・繁昌土とも記す。西裏にしうらに、弥生後期の半城土貝塚がある。鎮守天満てんまん神社は寛徳元年(一〇四四)三右衛門が創立したという棟札を所蔵する。その社坊の一つといわれる十応じゆうおう寺は、もと法相宗で寺格も高かったが、中世戦乱によって衰え、寺領を失って宇治萬福まんぷく(現京都府宇治市)末寺となったと伝え、今は堂宇のみ残す。西屋敷にしやしき地頭じとうとよぶ地がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android