半輪(読み)ハンリン

デジタル大辞泉 「半輪」の意味・読み・例文・類語

はん‐りん【半輪】

輪を半分にした形。半円形
「空に―の月はあれども」〈鉄腸・花間鶯〉

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精選版 日本国語大辞典 「半輪」の意味・読み・例文・類語

はん‐りん【半輪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一輪の半分。半円形。
    1. [初出の実例]「蓂生七莢旬、雲際分明出半輪」(出典田氏家集(892頃)上・翫片月)
    2. 「鱗は半輪の月を、うち累たるごとく」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)残)
    3. [その他の文献]〔李白‐峨眉山月歌〕
  3. 半円形の月。
    1. [初出の実例]「猶貪楼上夜、欲半輪明」(出典:猗蘭台集‐三稿(1757頃)一・晩涼)

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