半道村(読み)はみちむら

日本歴史地名大系 「半道村」の解説

半道村
はみちむら

[現在地名]美濃市大矢田おやだ

大矢田村の北にある同村枝郷。天王てんのう山西麓の谷間に位置し、谷は北方へ開いて御手洗みたらい村へ続く。村名は大矢田村から山越えで半里の道程にあったことによる。元禄郷帳に大矢田村枝郷として村名がみえ、村高二三石余。尾張藩領で、「濃州徇行記」によれば、高五三石余、家数四二戸、紙漉を専業としたが、日雇漉をする者が多くなり、荒地もしだいに開墾された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android