南ヴェトナム臨時革命政府(読み)みなみヴェトナムりんじかくめいせいふ

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

南ヴェトナム臨時革命政府
みなみヴェトナムりんじかくめいせいふ

南ヴェトナム解放の意図の下に1969年6月に成立した民族団体
南ヴェトナム解放民族戦線はアメリカの苛烈な攻撃にも頑強に抵抗して,1965年には全土の4分の3,村落の76%,人口900万の解放区を建設し,69年南ヴェトナム臨時革命政府を樹立してパリ和平会談に参加した。1973年1月の和平協定調印後も内戦を継続し,75年4月サイゴン(現ホー=チ=ミン市)を占領して,南ヴェトナム全土を支配下に置いた。1976年7月にはヴェトナム民主共和国との統一がなり,ヴェトナム社会主義共和国を成立させた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android