南別井村(読み)みなみべついむら

日本歴史地名大系 「南別井村」の解説

南別井村
みなみべついむら

[現在地名]富田林市別井べつい

石川郡に属し、北は北別井村、東は白木しらき(現南河内郡河南町)千早ちはや川東岸にある。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高二四〇石余。元文二年(一七三七)の河内国高帳では二四六石余で以降高の変化なく、領主変遷山中田やまちゆうだ村に同じ。延宝七年(一六七九)水分神社氏子人数帳(「富田林市誌」所引)では人数二六〇。延享―寛延(一七四四―五一)頃のものと推測される石川郡二十四ケ村明細帳(浅尾家文書)によると家数は百姓役家二二・同無役屋一二、人数一九六、産土神は牛頭ごず天王、寺は浄土宗極楽ごくらく寺、顕証けんしよう(現八尾市)の下道場、無本寺慈眼じげん(現黄檗宗)、庵一、用水溜池は二ヵ所、うち一ヵ所が南方にある虎(寅)ヶ池で当村・北別井村、山城やましろ(現河南町)立会、伏樋六本のうち五本もこの三ヵ村の立会。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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