南前川村(読み)みなみまえがわむら

日本歴史地名大系 「南前川村」の解説

南前川村
みなみまえがわむら

[現在地名]三方町南前川

北前川村の南に位置し、丹後街道が通る。小名に野々間ののま谷内やちがある。中世は前河庄として推移。正保郷帳によれば田方六四五石余・畠方八四石余。文化四年(一八〇七)戸口は一一七軒・四八六人(雲浜鑑)

明倫めいりん小学校の裏山(二一三メートル)の張出した山頂突端に中世後期の南前川城跡がある。「若狭郡県志」に「伝承山県式部丞之所守也、武田信豊之麾下而領此処矣」とあり、守護武田氏の重臣山県氏一族の城と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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