南太平洋委員会(読み)みなみたいへいよういいんかい

百科事典マイペディア 「南太平洋委員会」の意味・わかりやすい解説

南太平洋委員会【みなみたいへいよういいんかい】

South Pacific Commission。南太平洋植民地を持つ英国米国フランスオランダオーストラリアニュージーランドの6ヵ国が,1947年に同域内の社会・経済・文化的向上を目的として創設した機関。その後多くの島嶼国が,独立自治政府樹立にともなって,加盟・準加盟を果たした。年1回,南太平洋会議を開催する。現構成国は脱退したオランダを除く上記5ヵ国と22の独立国・自治政府。ニューカレドニアヌーメア本部を持つ。→南太平洋フォーラム
→関連項目オセアニア太平洋芸術祭ヌーメア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南太平洋委員会」の意味・わかりやすい解説

南太平洋委員会
みなみたいへいよういいんかい

太平洋共同体」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の南太平洋委員会の言及

【太平洋共同体】より

…南太平洋に植民地をもつイギリス,アメリカ,フランス,オランダ,オーストラリア,ニュージーランドの6ヵ国が,第2次大戦終了後の1947年に,植民地の経済・社会開発,福祉向上を目的として創設した機関。創設時は南太平洋委員会South Pacific Commissionと称したが,創設50年を機に97年,現名称に改めた。創設以降の植民地の独立および自治政府樹立に伴い,順次,正・準加盟国として島嶼国も参加し,年ごとに発言権を高めており,地域の連帯化を図るための組織としての機能を果たすようになった。…

【南太平洋フォーラム】より

…南太平洋の島嶼国サミットともいえる。旧宗主国主導の南太平洋委員会(太平洋共同体)に対し,島嶼国側の主体性を堅持し,結束を図ることが目的で,域内国としてオーストラリア,ニュージーランドものちに加盟した。現在の構成国は14ヵ国,2自治政府。…

※「南太平洋委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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