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南太平洋委員会 みなみたいへいよういいんかいSouth Pacific Commission; SPC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南太平洋委員会
みなみたいへいよういいんかい
South Pacific Commission; SPC

広大な南太平洋地域に点在している島々の経済,社会開発を目的として,1947年2月に設立された政府間協力機構。具体的な活動は情報の交換,調査活動,開発に関する助言を提供することで,政治的問題には介入しないことを原則としている。このためフランス領ポリネシアムルロア環礁で行なわれてきたフランスの核実験(→核実験事件)は,南太平洋の域内諸国にとって環境破壊問題であり,重大な政治問題であったが,南太平洋委員会では不問に付されてきた。フランス海外領ニューカレドニアの首都ヌメアに常設事務局がある。原加盟国は第2次世界大戦の戦勝国であるイギリス,アメリカ合衆国,オーストラリア,ニュージーランド,フランス,オランダ。その後,西サモア (→サモア) ,ナウル,フィジー,パプアニューギニア,ソロモン諸島,ツバルなどの新興独立国が加盟した。(→太平洋諸島フォーラム

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百科事典マイペディアの解説

南太平洋委員会【みなみたいへいよういいんかい】

South Pacific Commission。南太平洋に植民地を持つ英国,米国,フランス,オランダ,オーストラリア,ニュージーランドの6ヵ国が,1947年に同域内の社会・経済・文化的向上を目的として創設した機関。
→関連項目オセアニア太平洋芸術祭ヌーメア

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世界大百科事典内の南太平洋委員会の言及

【太平洋共同体】より

…南太平洋に植民地をもつイギリス,アメリカ,フランス,オランダ,オーストラリア,ニュージーランドの6ヵ国が,第2次大戦終了後の1947年に,植民地の経済・社会開発,福祉向上を目的として創設した機関。創設時は南太平洋委員会South Pacific Commissionと称したが,創設50年を機に97年,現名称に改めた。創設以降の植民地の独立および自治政府樹立に伴い,順次,正・準加盟国として島嶼国も参加し,年ごとに発言権を高めており,地域の連帯化を図るための組織としての機能を果たすようになった。…

【南太平洋フォーラム】より

…南太平洋の島嶼国サミットともいえる。旧宗主国主導の南太平洋委員会(太平洋共同体)に対し,島嶼国側の主体性を堅持し,結束を図ることが目的で,域内国としてオーストラリア,ニュージーランドものちに加盟した。現在の構成国は14ヵ国,2自治政府。…

※「南太平洋委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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