日本歴史地名大系 「南奥田村」の解説 南奥田村みなみおくだむら 愛知県:知多郡美浜町南奥田村[現在地名]美浜町奥田(おくだ)北奥田村の南に続き、南は一色(いつしき)村支邑若松(わかまつ)に接し、東は丘陵で、西は伊勢湾。東南の山間から流れる江(え)川が村内を貫き、北奥田村境で山王(さんのう)川と合する(天保の村絵図)。「寛文覚書」によれば、概高一千三三一石余、田地七六町六畝余・畑地一一町九反八畝余、新田高一九石余、戸数八〇、人口六一三。将軍上洛・朝鮮使節通行の時東海道鳴海(なるみ)宿などへ人馬を出すとある。「徇行記」によれば、概高一千三四六石余、戸口は一七〇軒・七七二人で、民家は西浦(にしうら)街道沿いにあり、新居(あらい)・天野(てんの)の支邑が海浜にあり、新居は北奥田村と入会である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報