日本歴史地名大系 「南庄村」の解説 南庄村みなみしようむら 滋賀県:大津市北部地域南庄村[現在地名]大津市伊香立南庄町(いかだちみなみしようちよう)・真野大野(まのおおの)二丁目伊香立地区の南部を占める。中世は伊香立庄のうちで、村名もそれに由来する。天正一一年(一五八三)八月の御蔵入目録(浅野家文書)に南庄八三七石余とある。寛永石高帳に村名がみえ、高一千一三四石余。江戸期を通じて膳所藩領。文化元年(一八〇四)地内を開墾中に約四〇万年前の象の化石が発見された。「心得ざるもの掘り出し不審ニ存じ候処」「遠村より聞き伝へ追々見物ニ参り候」と評判になった(龍文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by