南成田新田(読み)みなみなりたしんでん

日本歴史地名大系 「南成田新田」の解説

南成田新田
みなみなりたしんでん

[現在地名]紫雲寺町南成田

住吉すみよし新田の南に位置する。享保二〇年(一七三五)初検地の紫雲寺潟新田の一村で、開発願人竹前権兵衛証人となった江戸の商人成田佐左衛門(会津屋)の所有地であった。幕府が竹前権兵衛に下賜した新田地から分離された五〇町歩・一ヵ村であり、初めは成田新田と名付けられたが、宝暦年間(一七五一―六四)に成田氏と百姓の出入のため南北に分離された(北成田新田は現中条町)。元文元年(一七三六)の成田新田検地帳写(神田礼次郎氏蔵)によれば、成田新田全体の高は四八四石九斗余・反別四五町二反余、うち高一六五石七斗余は南成田分、三一九石二斗余は北成田分となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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