…1730年(享保15)将軍吉宗の享保改革の一環として阿賀野川河口の松ヶ崎掘割工事が行われ,紫雲寺潟新田が開発された。これは信州米子の竹前権兵衛が出願し,これに江戸の会津屋,柏崎の宮川その他の資本を投下して行ったもので,1736年(元文1)検地の結果では1647町歩の田畑を得た。また松ヶ崎を掘り割ったため同水系流域の排水が進み,福島潟縁新田が鉢崎の山本丈右衛門の手で開発され,つづいて水原町人や近辺村請で進められた。…
※「竹前権兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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