南新座
みなみしんざ
[現在地名]津山市南新座
城下の南西部にあたり、藺田川と吉井川との合流点の東側につくられた侍屋敷町。町の東西を備前往来が通じ三枚橋によって鉄砲町に至る。東は桶屋町・吹屋町、西は藺田川、南は吉井川、北は戸川町・福渡町・徳守宮。慶長(一五九六―一六一五)の初年には日蓮宗妙法寺をはじめとして幾つかの寺院が置かれた。「武家聞伝記」慶長一二年九月二日条に「当町洪水、南新参町、比其は寺町、(中略)大方押流される」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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